2017年度 第二副会長 挨拶

2017.08.25 Friday

転石苔を生ぜず 第二副会長 L笹沼一弘

 

英語の諺に「A rolling stones gathers no moss」というものがあります。邦語では「転石苔を生ぜず」などと訳されております。実はこの諺は英米両国では、それぞれ違った解釈がなされているそうです。主に英国では生活や立場、考え方などが一定しない人は、物事を成し遂げられないというネガティブな解釈が一般的だそうですが、米国では積極的に変化を追い求める者は、絶えず進取的であるというポジティブな解釈が主流であるそうです。わが国の「流水は腐らず」の義に近いでしょうか。それぞれ相対する解釈ではありますが、双方とも然るべきものに思われます。

 これら背反する解釈をアウフヘーベンすれば、変化は変化自体に価値があるのではなく、本義を守りつつ、現実を直視すること、即ち社会の流動性に相応して真摯に行動すれば、結果として変化を遂げること自体は宿命的であっても、その基層に不易の価値観が通底していれば、その性を失うことなく価値を創造し得るという事になるのではないでしょうか。これを以て我々水戸西ライオンズクラブを見れば、ライオニズムこそが基層であり、その上で更にその真価を高めるべく行動し、変化して行くことこそが、我々にとっても、我々の活動領域においても真の価値の創造に繋がって行くであろうことは論を俟ちません。

 本年度、橋本会長は半世紀近くにわたるクラブの歴史と、近年著しい会員増強を背景として「『動く!』自ら発信し、自ら行動する。」をスローガンに掲げました。それは、水戸西ライオンズクラブの更なるライオニズムの発展を期して、クラブとしては勿論のこと、各委員会、各メンバーがそれぞれ主体的にライオニズムの精神のもと、クラブのアクティビティリストへの積極的なアプローチを期待してのことであります。かかる期待に応え、職責を全うせんため、監督委員会である「ひとにやさしい街・水戸委員会」「広報委員会」「献血・献眼委員会」の委員会と共に、如何に発信し、如何に行動するかを絶えず自らに問いかける事をパラダイムとして動いて行きたいと思います。

 

 もとより菲才にして任に堪えざる身ではありますが、メルビン・ジョーンズが一人ひとりの力を糾合すれば、より大きな社会貢献を成し得ると考えたライオニズムの発進点であるWe serveの精神のもと、諸兄姉の慈愛あるご指南とご後援に信倚して、我々の住まいたるこの地域への貢献を共に図って行く事により、水戸西ライオンズクラブが、クラブとしても、そして我々メンバーが個人としても、更なる飛躍を遂げる事ができる価値ある一年となることを期待しつつ、またそうなるであろうとの愉快な予感に胸を躍らせております。今日の結果が明日、即ち現在の結果が未来であるのならば、より良き地域の未来を目指して、より良き今日、より良き現在を共に創り上げて行こうではありませんか。向後一年、諸兄姉との麗しき協働を切望いたしております。

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